2011年10月6日木曜日

急激に都市化する中国、巨大な都市国家の問題点とは―英紙

Record China 10月6日(木)6時2分配信

2011年10月3日、英ガーディアン紙は特別報道で、「中国は恐るべきスピードで“都市国家”化している」と報道した。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

報道は、ガーディアン紙のタニア・ブラニガン記者が中国内陸部の貴州省貴陽市から発信したもの。トウモロコシ畑や棚田だったところが、アスファルト道路や コンクリートとガラス張りの高層建築に取って代わるスピードや、地理的な急激な変化は、出稼ぎに来ている労働者らが把握できないばかりか、地元の人でさえ よく道に迷うほどだという。

今年、中国はとうとう都市国家の仲間入りを果たした。今年4月の人口調査によれば、中国の人口13.4億人のうち、49.7%が都市在住者となり、およそ 1982年から5倍増となっている。日本や韓国が50年近くかかり、西洋諸国が100年かかったこの都市化を、中国は30年間で成し遂げた。ある調査で は、今後は中西部開発などが進み、中国では2025年までに3.5億人が新たに都市に移動する。その後の5年間で10億人が都市住民になり、現在、ヨー ロッパ全体で35しかない100万人都市が、その時中国には221できることになる。

中国の急速な都市国家化は、全世界に大きな影響を及ぼす。経済では鉄鋼、銅などの価格高騰、環境では温室効果ガス排出量が増加。地方自治体の大きな収入源 である土地売買にからむ公務員と不動産開発業者の癒着も深刻だ。中国政府は都市化の推進に注力するが、その過程で予想される全面的な統制ができていないた め、混乱や予想外のトラブルがすでに散見されているという。(翻訳・編集/渡邊英子)

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大きなアンバランスのため随所に歪みが出ることは、誰にでも予測はつくだろう。

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