2011年10月3日月曜日

上海のミスタードーナツ店、破壊=「通路造る」と貸主強硬手段―中国

時事通信 10月2日(日)15時26分配信

【上海時事】上海市の繁華街、静安寺にあるミスタードーナツの店舗が、貸主のビル管理会社によって破壊され、9月末から営業停止に陥っていることが分 かった。「避難用通路を造る」との理由で店舗の約半分を明け渡すよう求める貸主が、強硬手段に打って出た。中国では土地収用をめぐるトラブルが相次ぐが、 大都市の商業ビルで一方的な「強制収用」が行われるのは異例だ。
上海に16店舗あるミスタードーナツは、ダスキン(大阪府吹田市)と、台湾の食品・流通大手、統一グループ傘下の統一超商が折半出資する「統一多拿滋(上海)食品」が運営。
同社によると、7月に突然明け渡し要求があり交渉していたが、9月27日午後4時ごろ、営業中の店舗が停電。1時間後にビル管理会社の幹部ら数人が訪 れ、1階の店舗奥の壁を壊し始めた。28、29日も椅子の撤去や店長室の破壊が続き、30日朝にはカウンターと厨房(ちゅうぼう)を除く約70平方メート ルががらんどうになった。表通りに面した店舗の入り口には、「ビル入り口」という幕も掲げられた。
同店は2008年8月に開店し、現在の賃貸契約期間は16年4月まで。同社の喜多見雅総経理は「親会社とも相談し、法的に解決したい」と語り、近く管理会社を提訴する意向を示した。

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もともと、どのような条件でその土地に建てられたビルで、店舗もどういう認識で営業していたのかはここからはつかめないが、まさかある日突然打ち壊しによる強制退去をさせられるとは普通思わないだろう。
一方的な立ち退き要求ではアンフェアなので、オーナー側もせめて打ち壊し前にどこか移転先を探すのを協力するくらいのことはしてもよいのではないか。
店側も困るが、ドーナツを買いに来る顧客にとっても訪ねて来たのに店舗は跡形もなくなっていた、となれば大変なショックだろう。

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by お

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