2012年4月11日水曜日

ビザ発給条件緩和に乗じ、子供の米国籍目的で入国する中国人妊婦が急増―米国

Record China 4月11日(水)16時18分配信

2012年4月8日、米華字紙・僑報は、米国政府が2月からビザ発給条件の緩和政策を実施したことによって、米国への中国人観光客が大幅に増加しただけでなく、子供に米国籍を取得させる目的で渡米する中国人妊婦が増加していると報じた。中国新聞網が伝えた。
米国政府は2月13日以降、中国人に対するビザ発給条件を緩和するとともに、ビザ発給の年間処理能力を40%引き上げた。初めてのビザ申請者10万人の予約を受けるとともに、予約後3週間以内に面接を完了させるという。また、留学や観光など過去のビザ取得者のうち、失効4年以内の移民以外のビザ再申請者に対しては面接を省略するなど、多彩な内容となっている。

緩和政策は観光や留学、ビジネス目的で渡米する中国人に大きな利便性を提供しているが、一方で、これに乗じて子供の米国籍取得目的で渡米する中国人妊婦も増加している。

妊婦の黄(ホアン)さんは、数日前に米国に入国。「ビザ取得の面接を受けるときは、十分に化粧をして、流行の衣服を着て、旅行に期待する気持ちが充実しているように見せ、妊娠している気配を覆い隠すの。それから、財力のある夫と一緒に出かけること、これがビザ取得の切り札となるわ」と語る。

出産までは、現地の親戚の助けを得て、アパートを借りるかホテル住まいする予定。出産費用については、「医療保険は当然無いけれど、中国国内でも数万ドルかけて出産するケースもあるし、この投資は将来回収できる」と話す。「例えば、米国で生まれた子供は米国籍を取得できるので、小学校から高校まで費用はほとんどかからない。大学も米国人としての学費を払うだけで済むから、大幅に節約できる。米国での出産は絶対に無駄ではないわ」と話している。(翻訳・編集/HA)
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中国人にとって縁起の良い辰年の子供を出産することが急増している。
そして、お金持ち達は海外で子供出産し、子供に外国籍を持たせようとしている。
日本のような戸籍制度は海外にはないようだが、外国籍を持っていることで得るメリットは大きい。
アメリカでの出産はもちろん中国での出産に比べ高額であるし、出産となると英語翻訳、更に医療通訳が必要となる。
中国系アメリカ人はその需要を見込んで、出産までの宿泊、医療等をすべて含んだパッケージを販売しているという記事を見たことがある。
辰年ベビーブームはどこまで加速するだろうか。

byMT

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