2012年4月8日、新京報によると、マイクロブログの躍進に様々な分野の研究者が注目している。わずか140字からなるこの新興メディアは、東日本大震災、アラブの政局変動、「ウォール街占拠」運動などの大事件によって、社会情報の伝播を研究する最良のツールともなった。人民網日本語版が伝えた。
マイクロブログの研究の中には使用言語に着目したものがある。エコノミスト誌の最近の記事は、世界各国の言語について140字という短い文字数での伝播力を研究した結果、簡潔で要を得ている中国語がマイクロブログに最適な言語だと指摘。英語で70~80字のツイートは中国語ならわずか24字で表現できるとしている。
日本語も割合簡潔だ。俳句愛好者は17音節で完全に詩心を表現できる。韓国語やアラビア語の場合は、もっと多くの文字を必要とする。アラビア語は表記で母音を省いても、やはり多くの文字数を必要とする。昨年以降、アラビア語のマイクロブログが雨後の竹の子の如く急増したのは、言語的優位性によるものでは決してなく、中東の激変との関係によるものだ。現在アラビア語はツイッターで8番目に多く使用されている言語で、毎日200万件のツイートを発信している。
ラテン系の言語は冗長な事が多い。スペイン語とポルトガル語は現在マイクロブログで英語に次いで最も多く使用されている欧州の言語だ。彼らは限られた文字数の中で工夫を凝らしている。たとえばブラジル人は「ハグ」「キス」などの常用単語に略語を用意。スペイン語話者は一人称をしばしば省略する。英語でもこうした略語がしばしば使用される。
マイクロブログには話者の少ない言語の存続を支える効果もある。たとえばマイクロブログ上ではスペインやアイルランドの一部の人々がバスク語やゲール語でコミュニケーションしている。米セントルイス大学のある教授はツイッター上で使用されている500余りの言語の中に、消滅の危機に瀕しているオーストラリア先住民の言語があることに気づいた。この言語の話者は全世界で3人しかおらず、そのうちの1人が自分たちの言語を消滅の危機から救おうとツイートを発信し続けていたのだ。
マイクロブログでは言語の変化も目まぐるしい。昨年、カーネギーメロン大学のある研究者は米国内のツイートに「方言」が生じていることを発見した。たとえば「cool」という言葉を、サンフランシスコの人は「koo」、南カリフォルニアの人は「coo」と表記するのだ。(編集/TF)
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マイクロブログやツイッター等の重要性が日々増している気がする。
記事には140字で表すには中国語が最適とある。
確かに漢字一文字で多くのことを表現できる中国語はマイクロブログにぴったりである。
また略語が発達したりと言語学的におもしろい現象が起こっている。
そして、ツイッターで希少言語を発信続ける人々がいる。
ツイッターは全世界に発信できる非常に簡単で有効な手段である。
ツイッター、ブログ等を悪用せず皆が自由に世界とコミュニケーションできる社会でありたい。
By MT
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