東日本大震災の被災者たちへの支援の輪が各国で広がっている。外務省のまとめでは、16日午後6時までに116カ国・地域と28の国際機関が支援を 申し出た。現地入りした各国の救助隊は「あきらめない」と救出活動を続けている。政府だけでなく、メディアや市民団体などによる被災者支援の動きも各国で 本格化している。
16日までに来日した救助隊は、米国144人(米軍を除く)やフランス134人、韓国102人など14カ国・地域から約800人。ロシアも約80人が同日新たに到着し、計約160人規模になった。岩手県大船渡市や宮城県南三陸町などで救援活動に携わっている。
米軍は、原子力空母「ロナルド・レーガン」など海軍艦船9隻を三陸沖などに派遣し、津波で流された人々の捜索にあたっている。食料や水、粉ミルクの輸送も行っており、ルース駐日米大使は16日の会見で3トン以上を搬送したと発表した。
大船渡市で活動するロサンゼルス郡消防隊のデビッド・ストーンさんは、米CBSテレビに「ハイチでは(昨年1月の)地震の2週間後に見つかった生存者もいる」と強調した。
初めて日本に国際救援隊を派遣した中国隊は、同行するスタッフが中国版ツイッター「微博」で「住宅内で老人の遺体を発見した。08年の四川大地震 の際、日本の救援隊の黙とうが国民に感動を広げたが、我々も黙とうをささげた」「現場は風雪交じりで非常に寒い。だがあきらめていない」などと報告。中国 のネット利用者からエールが送られている。
韓国隊は16日から宮城県塩釜市で捜索活動に入った。がれきの間に差し込む特殊カメラや救助犬を使って、生存者の発見を急ぐ。
一方、米国際開発局は16日、585万6000ドル(約4億7000万円)の拠出を発表した。インドネシア政府も200万ドル(約1億6000万 円)、タイ政府も2億バーツ(約5億5000万円)の支援を決定。地震発生当日の11日に義援金30万ドル(約2500万円)の拠出を決めている台湾は、 被害拡大を受け金額を2億7000万円へ増額した。
16日にはインドから毛布1万2000枚が届いた。台湾では民間から集まった発電機350台や衣類2万着、寝袋と毛布1万枚の日本への輸送が始 まっている。カナダやモンゴルからの救援物資も届きつつあるという。欧州連合(EU)も15日、毛布、マットレス、飲料水などを送ると表明した。
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各国からの支援が続々と集まり本当に感謝したい。
中国からは人的支援に義援金、そして今本当に必要な石油等の物品が届いている。
隣国からの援助は大変心強い。
また、日本がODAをを行っているモンゴルからも救援物資が届く。
親日のモンゴルではこの大震災はどのようにモンゴル語翻訳されているのだろうか。
インドからの毛布も対応もとても速かった。
寒い東北地方で被災者にとって毛布は必需品だ。
どんなに役立っているかヒンディー語翻訳して伝えたい。
そして、東南アジア諸国からの支援も特筆したい。
タイでは主要テレビ局が地震の被害状況を連日のようにタイ語翻訳して伝えると共に、義援金の募金を呼び掛けている。
インドネシアでは被災者激励のため、日本大使館前で1000人の手形による日の丸が作られ、がんばってなどのコメントがインドネシア語翻訳された。 被災地のみなさん、私たち日本人はもちろん、世界中の人々がみなさんを応援しています。 負けないでください! By MT |