2012年7月5日木曜日

世界の石油埋蔵量はあと54年分しかない!?中国が世界第2の消費大国に―中国紙

Record China 7月5日(木)7時15分配信

2012年7月3日、南方日報によれば、英石油大手BP社のグローバルチーフエコノミストであるクリストフ・ルール博士が北京で、「BP世界エネルギー年鑑」を公開した。2011年に石油価格が大幅に上昇したことや、世界全体のエネルギー消費の増加は新興国がもたらしたこと、世界の石油埋蔵量があと54年分であることなどが指摘された。

年鑑によれば、2011年の世界の石油産出量は1日あたり110万バレルの増加(1.3%増)で、サウジアラビアとアラブ首長国連邦、カタールは過去最高を記録。とりわけサウジアラビアは1日あたり生産量が1116.1万バレルに達し、世界最多となった。一方、石油消費では、中国が世界第2の消費大国となったという。

そのほか、2011年末の時点で世界の石油埋蔵量はおよそ1兆6530億バレルであり、現在の消費ペースからみて、あと54年分に相当すると指摘されている。一方、注目されている再生可能エネルギーは成長が著しいものの、世界のエネルギー消費全体に占める割合は2%にとどまっているという。(翻訳・編集/岡田)

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特に東日本大震災での福島原発爆発以降、エネルギー問題が全世界での課題となっている。
原発を稼働させず、クリーンエネルギーで人々の需要を賄えるようシフトしていかなければならない。
そんな中、石油があと54年分しかないなんて!
ちなみに下記に2010年の世界の石油埋蔵量ランキングである。
第1位:サウジアラビア(2642億バレル)(21.3%)
第2位:イラン(1384億バレル)(11.2%)
第3位:イラク(1150億バレル)(9.3%)
第4位:クウェート(1015億バレル)(8.2%)
第5位:アラブ首長国連邦(978億バレル)(7.9%)
第6位:ベネズエラ(870億バレル)(7.0%)
第7位:ロシア(794億バレル)(6.4%)
第8位:ナイジェリア(415億バレル)(3.3%)
第9位:カザフスタン(398億バレル)(3.2%)
第10位:リビア(362億バレル)(2.9%)

()内の%は世界の埋蔵量に占める割合。

石油消費が第2位の中国では資源は有限であることを啓蒙し、国民の意識を変えることが重要である。
資源に関するニュースを中国語ナレーションでテレビやラジオで放送したり、中国語DTPして配るのも良い。
高エネルギー社会の現代であるが、方向転換をしないと未来は暗そうだ。

By MT