2011年10月18日火曜日

<中国気になる話>ある意味怖い中国人、車にひかれ重傷の少女を誰もが見て見ぬふり

Record China 10月17日(月)15時12分配信

2011年10月17日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、中国市民の怒りをかきたてた交通事故のニュースを紹介している。

ある交通事故の映像が中国で話題となっている。「もはや中国には助け合いの心は存在しないのか」と見る者すべての背筋を凍り付かせる内容だ。16日、羊城晩報が伝えた。

2011年10月13日、広東省仏山市のある路地で、その事故は起きた。2歳の少女・悦悦ちゃんが車にひかれた。少女をひいた車はそのまま走り去っていった。

それだけならば、「たんなるひき逃げ事故」だが、その後が恐ろしいところ。重傷を負って動けない悦悦ちゃんを通行人は見て見ぬふりで、十数人が通りがかったが誰一人助けようとしなかった。ずっと道に横たわったままの悦悦ちゃんは別のトラックにもひかれてしまった。

この一部始終をとらえた監視カメラ映像が南方テレビで放映された。少女が車にひかれる瞬間、見て見ぬふりの通行人、道路に倒れたまま動かない悦悦ちゃん、抱きかかえて連れて行く悦悦の母親……そのすべてが映像におさめられている。

16日現在、悦悦ちゃんは広東省軍区陸軍総医院の集中治療室(ICU)にいる。脳腫瘍ができ、深い昏睡状態にあるという。ICU副主任の文強医師は、まだ 脳死だと断定はできないが命を保てる可能性は少ないと話している。なお、ひき逃げ犯2人は16日までにいずれも逮捕された。

転んだまま誰にも助け起こされることなく死亡した老人、病院の前でのたれ死んだ老人、人を助けようと川に飛び込み溺死した大学生の遺体の引き上げ料を釣り 上げる漁師……。こうした事件がおきるたびに、「中国社会に助け合いの心は、公共心はないのか」と問題になる。今回はあまりにも残酷な動画が残されている だけに、従来の事件以上の衝撃を人々に与えることになるだろう。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している

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恐ろしい映像であった。2回繰り返して見る勇気はなかった。
小さい子供が車に轢かれるだけでも目を覆いたくなる場面であったが、見ながらも通り過ぎて行く人々の様子が不気味に映った。
倒れているのは人形ではなく、小さな子供なのに。近くに寄って確かめることさえ、最後に助け上げた1名以外は誰一人していなかった。

あんな小さい子供が危険な車道を独り歩きしていることも、親がそれにすぐに気付かなかったのも重大な問題ではあるが、起きてしまった事故さえ見て見ぬふりをする社会とは、非常に嘆かわしい。

中国では、転倒した老人を通りかかった人が助けたら、逆にその老人に「コイツに突き飛ばされた!」と無実の罪を着せられ、賠償金を請求された事件があったそうで、それ以来人を助けて自分が濡れ衣を着せられないように、関わり合いになるのを避ける風潮も生まれてきているそうだ。
そうすることで助かる人が目の前にいるのなら、まずは助けよう。もし濡れ衣を着せられたらその時に、「違う!」と主張すればいい。周りで見ている人も多いなら、「この人は助けただけだ。」 と疑いを晴らしてくれるだろう。

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By お

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