2011年9月22日木曜日

中国で特権階級用の「有機農場」の存在が明らかに!庶民は毒食品を食べているのに…―米紙

Record China 9月22日(木)7時13分配信

2011年9月20日、米紙ロサンゼルス・タイムズは、「食の安全」が取り沙汰されている中国で、ごく一部の特権階級向けに安全な野菜を作る有機栽培農園が極秘に存在していると報じた。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

北京市郊外に高さ2メートルほどの柵で覆われた農場がある。頑丈なゲートが設けられ、警備員が常駐し、出入りする車両も厳重にチェックされる。すぐ前に居を構えるお年寄りですら、「1度も中に入ったことがない」という。実はこの農場は政府機関専用の有機栽培農園で、収穫された野菜が一般向けに販売されることはない。洗わなくても大丈夫なほど安全な野菜が作られているが、食べられるのは政府高官や国営企業、外交官やインターナショナルスクールの生徒といった一部の特権階級の人たちだ。

一方、庶民の食卓に上る食べ物はどうか。様々な汚染にまみれ、食べれば食べるほど健康が失われるという有様。違法薬物の「痩肉精(塩酸クレンブテロール)」やブタ肉を牛肉に見せかけるための複合食品添加物「牛肉膏」、成長促進剤まみれの養殖魚、農薬漬けの野菜などいわゆる「毒食品」だらけである。2008年のメラミン入り粉ミルク事件では6人の乳幼児が死亡、30万人以上が健康被害に遭った。

こうした農園の存在が明らかになったのは、当局に対する批判的な報道で知られる広州紙「南方週末」のスクープによるもの。だが、同紙はすぐに中央宣伝部から追加取材の禁止と記事の削除が命じられている。(翻訳・編集/岡田)
*****

シンガポールでは大体の野菜がマレーシアなどからの輸入物だが、中国産の野菜も売られている。確かに、綺麗な色で形の良い青梗菜を見て「高級そう?」とは思うのだが、中国産とわかるとその不自然なまでの見栄えの良さはつまり農薬の成せる技であることだと納得がいくのであった。当然ながら、買う気は起こらない。マレーシア産の青梗菜の方が美味しそうだ。
食肉や魚介類も全て怪しげな薬品による錬金術を経て市場に出ているのだとしたら、恐ろしいことだ。

以前ネットで、中国の蛍光グリーンに輝く川や、泡がブクブクの川の写真を見た。国の未来を担うのは一部の特権階級だけではなく、国民一人一人だ。特権階級の食の安全確保に躍起になるより、国民全体の安全確保に先に本腰を入れたほうがよさそうだ。


中国語翻訳
ベトナム語翻訳
インドネシア語翻訳

by お

0 件のコメント:

コメントを投稿