2011年9月28日水曜日

上海・地下鉄追突で271人負傷 高速鉄道事故と同設備

産経新聞 9月28日(水)7時55分配信
 【上海=河崎真澄】中国最大の経済都市、上海市の中心部を運行する地下鉄で27日午後2時50分(日本時間同3時50分)すぎ、車両同士の追突事故が発生した。上海市当局は同日夜、271人が負傷し、このうち61人が入院したと発表した。死者はいないとしている。上海の日本総領事館によると、日本人の男女2人が軽傷を負った。

 中国では7月23日にも、浙江省温州市で死者40人を出した高速鉄道の追突事故があったばかり。高速鉄道の事故同様、信号系統のトラブルが事故原因との見方が出る中、地下鉄を運行する企業は27日夜会見し、事故のあった地下鉄は、高速鉄道の事故区間と同じ信号系統を採用、信号設備の製造企業も同じであることを明らかにした。

 事故が起きたのは地下鉄10号線の地下軌道部分で、観光名所で知られる豫園(よえん)の地下鉄駅と隣の老西門駅の間。国営新華社通信などによると、27日午後2時10分ごろ、老西門駅の先の新天地駅で設備故障が発生し、全線で手動運転に切り替えて減速運転していたところ、追突事故が発生。双方の車両には約800人が乗っていたとの情報がある。

 今回の地下鉄事故も、信号トラブルと列車運行の管理ミスなど、高速鉄道の事故同様の人為的なミスが重なった可能性が出てきた。

 上海地下鉄の営業距離は世界最長。2009年12月に電気系統故障や、折り返し運転中の車両衝突事故が起きるなど、トラブルが相次いでいる。10号線は昨年4月に開通したが、上海万博の開幕(同5月)に間に合わせるため、工事を急いだとも指摘されていた。

 今回の事故路線では午後7時すぎに運転をいったん再開したが、市の事故調査チームの指示により、28日から一部区間で運行を当面停止することが決まった。

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怪我人こそ出たが、死者が出なかったことが救いだ。
大事故を起こした高速鉄道と同じ信号系統を用いていたとは、非常に危険極まりない。

航空機開発よりも、国内の交通機関の安全性確保を急ぐべきだ。
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by お

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