2011年8月7日日曜日

中国の超高層ビル群、潜在的な安全面の深刻な問題―シンガポールメディア

Record China 8月5日(金)20時51分配信
2011年8月3日、高さ492メートルを誇る上海ワールドフィナンシャルセンター(上海ヒルズ)など、中国で次々に超高層ビルが建設され、3年以内に高さ150メートルを超えるビルが200棟建てられる予定となっているが、耐久性など安全面に深刻な問題を抱えていると、シンガポールの「チャンネル・ニュースアジア」が指摘した。重慶晨報が伝えた。

超高層ビルの多くはガラスカーテンウォールが使われている。コンクリート製のものと比べてより安く、便利だとされ、上海ではおよそ4000~5000棟のビルで使用されているが、そのうち15年以上前に建設された900棟は安全面で深刻な問題を潜在的に抱えているという。

確認されているだけでも過去2カ月の間に、ガラスカーテンウォールの破損事故が少なくとも5件発生しており、そのうちの1件は46階のガラスが外れ、走行していた50台以上の自動車を破損させている。

専門家はガラスカーテンウォールの定期的な検査・補修の必要性を説いているが、それに掛かる経費も安くなく、高さ200メートルを超えるような超高層ビルでは莫大(ばくだい)な費用が必要となる。上海市政府も耐用年数を8年以上超えたガラスカーテンウォールについて毎年検査を行うように指導しているが強制力がないため、実際に検査を行うケースは少ないという。(翻訳・編集/岡田)

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中国の目覚ましい経済発展に伴い、大都市の高層ビルも多く建築されている。
しかしながら、安全面に深刻な問題があるとなるといくら多く建築されても困ってしまう。
ちなみに、下記は2010年の90メートル以上の高層ビルの数ランキングである。

1位 3051本  香港
2位  863本  ニューヨーク
3位  615本  東京
4位  582本  上海
5位  445本  バンコク
6位  347本  広州
7位  340本  重慶
8位  330本  シカゴ
9位  328本  ドバイ
10位  323本  シンガポール

10位以内に中国の都市が4つも入っている。
また、NY、シカゴやドバイはランクインしても不思議はないが、5位のバンコクが意外であった。
中国が指摘されている超高層ビルの安全面の問題だが、同様にそのようなビルの多い国々にも英語翻訳タイ語翻訳アラビア語翻訳中国語翻訳等で警鐘をならしたほうが良い。

By MT

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