2011年2月21日月曜日

日中GDPが逆転も中国は意外に冷静、「わが国は発展途上国」

2011/02/15(火) サーチナ

 日本内閣府は14日、国内総生産(GDP)速報値を発表し、日本はGDPで中国に抜かれ、3位へ転落した。枝野幸男官房長官は「中国の経済発展は歓迎すべき事だ。日本の1人当たりのGDPはまだ中国の10倍あるとはいえ、日本は中国の活力をどのように取り込むかが重要だ」とコメントした。14日、中国新聞社が報じた。
  日本の2010年の名目GDPは前年比1.8%増の5兆4742億ドル(約479兆2231億円)だったことに対し、中国は39兆7983億元(5兆8786億ドル)だった。また、日本は10年10~12月期の実質GDPが前期比0.3%減、年率換算では1.1%減と、5期ぶりにマイナス成長となった。
  記事は、野村証券金融経済研究所のチーフエコノミストの木内登英氏の発言を引用し、「今後、日本が中国GDPを超えるのは相当困難だ。これからは質の面での富裕国を目指すべきだ」と指摘し、就職困難など経済の空洞化を防ぐことは非常に重要だが、企業のグローバル化は避けられない。しかし、円高や高い法人税を見直せば企業の海外進出を抑えることができる。外国人労働者の受け入れにより、財政維持や養老年金にメリットになると報じた。
  中国国内でも日中の経済規模の逆転は大きく報じられているが、非常に冷静な態度が目立つ。中国国営メディアの新華社は14日、冷静かつ客観的に捉えるよう呼びかける論評を発表し、「GDPの背後に隠れた諸問題について反省しなければならない」と主張、「わが国には1日1ドルで生活する貧困層が1億5000万人もいるのだ」と指摘した。さらに新華社は、「GDPランキングが上昇しても、わが国が発展途上国である事実は不変である」と主張した。(編集担当:畠山栄)

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昨年末にもニュースになった日本と中国のGDPランキングの逆転。
いずれこのような事態は起こったであろう。
しかしながら、ランクが上昇してもまだまだ発展途上国であるとは。
各国からの援助はまだまだ必要だと言うことだろうか。
日本はODAをアジアを中心に行っている。
インドネシア、タイ、ベトナム、カンボジア、マレーシア、モンゴル。。。
モンゴルでは食糧援助をしているようだ。
これは日本のODAからの食糧ですなどとモンゴル語翻訳した食糧があるわけないだろうから
現地の人々はどこからの援助かきっとわからないのだろう。
ベトナムで橋を建てると多分日本のODAで架かったとベトナム語翻訳された記念プレートがあるかもしれない。
日本ODAはバラマキだと言われることもある。
現地の人々がどこの国からの援助なのか知っているということは、それが現地で関心のある事項で意義のある援助だったと言えるのではないだろうか。
また、私自身の反省も含めて日本がどのようなODAを行っているか知るべきだと思った。
中国で「我が国には日本のODAによって。。。」と中国語 ナレーターによるナレーションで始まる番組がもし放送されればどのような反応があるだろうか。

By MT

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