2012年10月10日水曜日

三菱自動車、中国での販売台数減少


三菱自動車は5日、9月の中国での販売台数が前年同月比約63%減の2340台と
なったことを明らかにした。富士重工業は約64%減の1857台だった。
中国の反日デモで日中関係が悪化し、来店客が減少したためだ。
トヨタ自動車も9月の販売が8月の半分に減る見通しを明らかにしており、
自動車メーカーの業績への影響が懸念されている。
--2012年10月6日  読売新聞


国慶節(建国記念日)の長期休暇が明けた8日、北京市郊外のあるトヨタ車の専売店
に勤める現地採用の中国人人材は「9月から販売台数は6、7割減った」とさえない表情だ。
三菱自動車と富士重工業は9月の販売が前年同月に比べて6割超減った。
トヨタ自動車なども大幅な販売減となりそうだ。反日デモで客足が減り、さらに
反日感情を刺激しないように各地で開催される即売会への参加を見合わせるなど
販売促進を控えているからだ。

各社は8日、休暇明けの生産を再開させたが、最大で通常の半分程度に生産台数
を減らしている。日産自動車は広東省広州市などの乗用車工場で、通常の昼夜
2交代制から昼のみの体制で生産を再開した。生産台数は通常の半分程度の水準
とみられ、今週いっぱいは継続する。トヨタ自動車は「需要に応じて稼働を調整している」
とし、ホンダも同様に減産を実施している。

中国市場の成長を見込んで、引き続き中国人の採用も拡大し、
中国事業を強化する企業は少なくないが、
「中国事業への過度な集中の是正などを従来以上に検討する必要性も高まっている」
(みずほコーポレート銀行産業調査部)との指摘が出ている。

By SY

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