2010年10月12日火曜日

国慶節の自動車販売好調:4S店では3割増も[車両]

上海や広州など、主要都市における自動車4S店(新車販売、アフターサービス、部品供給、情報のフィードバッ クの4つのサービス)における国慶節休暇期間中の売上高が、例年比で平均30%以上増加していたことが分かった。当局が不動産市場の引き締め策を相次ぎ打 ち出していることを受け、不動産購入用の資金が自動車市場に流れたことなどが販売を押し上げたとみられる。
北汽集団は先ごろ、国慶 節連休期間中における同社の販売台数が昨年同期比18.5%増の1万9,676台となり、過去最高を記録したと発表。またトヨタ系一汽豊田のディーラーに よると、国慶節の同社の販売台数は広州市だけで500~600台規模に達しており、1店舗で1日当たり7~8台以上が売れた計算になるという。
9~10月は「金九銀十」と呼ばれ、伝統的に自動車の販売台数が増える時期とされる。業界関係者はこれに加え、このところ当局が相次いで不動産抑制策を打ち出したことで、不動産に流れるはずだった資金が自動車市場に流れ込んだことも販売増を後押ししたとみている。
また当局が省エネ製品の普及プロジェクト「恵民工程」の一環として、排気量が1600cc以下で燃費が現行基準を20%程度下回る低排気量乗用車の購入に3,000元(約3万6,900円)の補助金を支給していることも、対象車種の販売を大きく押し上げた。
独 フォルクスワーゲン(VW)系上海大衆の傘下メーカー、シュコダ(斯柯達)の対象車種「明鋭(オクタビア)」の販売台数は9月に1万2,000台に達して おり、1カ月当たりの過去最高を記録。また上海大衆の対象車種「朗逸(ラビダ)」の販売台数は9月だけで2万2,500台に達しており、低排気量乗用車の 好調が国慶節期間中の市場の伸びを下支えした形だ。さらに当局が今月1日から、小型乗用車のナンバー登録時に実施していた安全検査を免除したことも追い風 になったとする指摘もある。
複数の政策を背景にした購入意欲の高まりが、国慶節連休を機に顕在化したといえる。落ち着きを見せ始めていた自 動車市場に再び動きが出始めた形だが、一部関係者の中には販売の伸びが、今月後半には再び沈静化するとの冷静な見方もあり、同様の盛り返しが継続するかど うかが焦点となりそうだ。第一財経日報が伝えた。<全国>

「NNA ASIA」から抜粋

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「張」

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